2016年4月26日火曜日

とと姉ちゃん(20)日陰でもたくましく!

朝、眠っている常子(高畑充希)鞠子(相楽樹)美子(根岸姫奈) 
枕元に立ったまつ(秋野暢子)が鍋をたたきながら叫ぶ 
「起きた起きた起きた!いつまで寝てんだ!いつまで寝てんだ!」 

<弁当屋の仕事は4時に起きるところから始まります
朝起きるとすぐに火をおこしてごはんを炊き始めます
前日に下ごしらえをした野菜をだしで煮込んでいきます
その間焼き台では卵焼きや焼き魚が次々に調理されていきます
冷ましたおかずを並べた弁当箱に一気に盛りつけていきます…> 

慌てて起き上がり森田屋の人たちと一緒に働く小橋一家 

<…突然戦場のような森田屋の仕事に巻き込まれた常子たち
4人は一体これからどうなってしまうのでしょう?> 

タイトル、主題歌イン 

リヤカーを引いてお寺に弁当の配達をする富江(川栄李奈)と
後ろから押している常子と鞠子の3人
鞠子「そうなんですか?富江さん大人びてるから私と同い年だと思わなかった」
常子「ねえ、せっかくだし愛称で呼ばせてもらったら?その方が仲よくなれるし」
鞠子「じゃあ…富江ちゃん、かな?」
常子「う~ん…富ちゃん、も…あっ、富ちゃま…なんてかわいらし…」
富江「いえ、富江さん…で」
2人「…はい」

富江は住職に報告するというので、常子と鞠子が先に戻ろうとすると
建物の影に男がうずくまっている
具合が悪くて倒れているのかと心配する2人
慌てて駆け寄る常子「あ…大丈夫ですか?」
星野武蔵(坂口健太郎)「えっ?」
常子「どこかお加減悪いですか?歩けます?一緒に病院に…」
星野「あ、いや日陰に…」
常子「日陰?」
星野「日陰での成長を…」
常子「えっ?」
星野「つまりその…観察するために…」
何だろう?と常子が近づくと、何かを踏もうとしたようで
星野「あっ、ポリゴヌム!」
「あっ!」と、足を引っ込める常子
星野「この植物はポリゴヌムといいます、このポリゴヌムを日陰に植え替えて
どう成長するかを観察しようとしていたんです」
理解できない…といった感じの常子
鞠子「どうしてそんな事を?」
星野「近年、植物は過酷な条件下で育てると
それに順応して生き抜こうとする事が分かってきました
だから日陰に植え替えると、たくましく育つのではないかなと」
鞠子「へえ~面白い」
星野「はい、これからが楽しみです」
常子「へえ~…面白い…」と、苦笑い
そして、この場を早く離れたそうにする
鞠子「えっ?ん?」
「たくましく育つといいですね」と、興味のありそうな鞠子の腕を引っ張る常子
「早く戻りましょう」
鞠子「なぜ?」
常子(小声)「こう言ってはなんだけど少し妙な方じゃない?
具合が悪い訳じゃないって分かったからもういいでしょ」
鞠子「けど、お話は面白いわ」
常子「うんうん、でも妙な方に関わって面倒な事になっても…」
鞠子「分かりました…」
常子「ねっねっ」
と、2人が挨拶しようと振り向くと星野の姿はなく既に林の奥のほうに…

道を歩くまつと君子(木村多江)
まつ「道は全部覚えたかい?」
君子「あっ、はい多分」
まつ「はぁ~情けない事言わないどくれよ、多分じゃ困るんだよ」
君子「すみません」
後ろから常子と鞠子が走ってきて追いつく
「かか!かか!」 
そしてまつに「全部終わりました!」
まつが常子に「あのな、うちのリヤカー引いてる以上森田屋の看板しょってるんだ
仕事中にはしゃぐなんてやめとくれ」と、注意する

すると、前から滝子(大地真央)と隈井(片岡鶴太郎)が歩いてくる
バツの悪そうな君子と、目を伏せる感じの隈井や常子
滝子の着物を褒め「あんまり真っ白なんで真夏に雪だるまが歩いてきたのかって…」
と言うまつに滝子は帯を褒め「きれいなからし色で見てるだけで目が痛い…」
滝子「そういえば新しい人雇ったんですってね?」と、君子を見る
まつ「ええまあ、ずぶの素人ですからねえ…老舗のやり方覚えるために
鍛え直さないといけないとこ、山ほどあるんですけど」
滝子「それは大変ですわね心中お察し致します、何しろ60~70年の老舗ですものねえ」
まつ「80年でございます」
滝子「これは失礼致しました、うちは200年ですけど…では」と、君子を睨み
押しのけるように歩いていく
その後ろ姿を見ている君子常子鞠子

森田屋の厨房
作業の手が遅く、あまり役に立てずに叱られる君子を見ている常子

夜、勉強している常子と鞠子
繕いものをする君子の胸を、女なんてろくに稼げないという滝子の言葉がよぎる
美子の布団を直しに立った君子が鼻歌を歌う

鞠子「久しぶりだね、かかの鼻歌」
常子「心配だね…」

翌日、やはり厨房で役に立たない君子はリヤカーの空気入れを命じられる
心配で様子を見に来た常子「手伝いましょうか」
君子「大丈夫、私一人で」
常子「かか…日陰でもたくましく育ちますから」
君子「日陰?」
常子「あ…植物って過酷な環境下でも、それに合わせて強く育つらしいんです
だからつらい状況でも大丈夫ですよ~みたいな意味で口走っちゃいました
アハハ、恥ずかしい」
君子「ありがとう…いいお話」
常子「あっ、でもこれお寺で出会った方の受け売りなんですけど」
君子「それじゃあ長谷川さんみたいじゃない」
と、笑って少し元気になる2人

リヤカーで弁当の配達をする君子や常子と鞠子たち

常子と鞠子が店に戻ると、なんだか客が来て大怒りしている
松の弁当を頼んだはずなのに竹が届いて大恥をかいたというのだ
代金を返し、平謝りの宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)
こんな店二度と使わねえと言って客が帰る
君子「お弁当に何か不都合でも?」
宗吉「おいお前ら、ちゃんと弁当は届けたんだろうな?」
指示どおりに間違いなく届けたと説明する3人
照代「それがどうやら松と竹のお弁当の届け先を間違えちゃったみたいなんです」
「えっ?」と驚く3人

(つづく)

富江はクールなキャラなんだろうか?
常子と鞠子に、あんまり馴れ馴れしくしないでね…といった感じだった

鞠子が星野の話に興味を持ったのは、学力の高い人の共通項みたいなものかな

常子は今のところ星野に対し、不思議な生き物を見るような感じ
だが君子を元気づけるためについ、星野の言葉が口から出てきてしまった
もしかしたら潜在的に、すでに星野が気になっているということなのだろうか?

厨房で役に立たない君子に対して、照代の「見学でもしてて」は無いと思うわ
このドラマで悪人は出てこないだろうから嫌味で言ってる訳ではないと思うのだが…
もしかしたら人の気持ちのわからないサイコパスとか人格障害みたいな感じ?

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