2016年4月13日水曜日

とと姉ちゃん(9)お米がない!

小橋家を訪ねるが、家人不在で中に入れない鉄郎(向井理) 
「そうだ」と、何かを思いつく 

タイトル、主題歌イン 

帰宅した鞠子(相楽樹)と美子(根岸姫奈)は、茶の間で食事している鉄郎に驚く 
鞠子「え、何で?鍵掛かってたでしょ?」 
鉄郎「便所の窓開いてたぞ、お前」 
鞠子「あそこから入ったの?」 
美子「あっ、私のお茶碗とお箸…やめてよ」 
鉄郎「ケチケチすんな、減るもんじゃねえだろ」
怒って部屋を出て行く美子 
勝手に入って食事するのは泥棒、いい加減定職に就いて下さい…と鞠子
「この前の宮城の砂金も駄目だったし」 
鉄郎「でも、カブトムシの販売は当たったぞ」 
鞠子「景気良かったの2週間だけでしょ」

元気なく帰宅する常子(高畑充希)
鉄郎が常子に何を言っても生返事だ
「え~!何よこれ!」と、台所で鞠子
米びつを覗き込む三人
常子「今週いっぱいもつように、計算して食べてたのに…」
鉄郎を見る、常子と鞠子
鉄郎「さあ、帰ろう…」
鞠子「叔父さん!」
鉄郎「今なぁ、知り合いと新しい味のキャラメル考えててよ
絶対金になるんだよ、そしたら何でも食わしてやっからな」
と言って、退散していく

夜、茶の間の君子(木村多江)と常子
君子「叔父さんも困った人ねぇ、まあお米買うしかないか」
常子「そうなると、来週分の食費が…このままだと、この先の出納予定が…」
君子「う~ん、どうしましょうね…」
常子「かか、やっぱり学校やめて働きたい…
ととになるって誓ったんだから、ちゃんと働いてお金稼ぎたいです」
君子「それは、さんざん話し合ったでしょ」
常子「あの時と違って、もう15歳になりました」
君子「15でも常子が働いたところで大してお金は稼げないのよ
今はちゃんと学校にいって、いろいろ身につけてほしいの
それが、ととの願いでもあるのよ
それに杉野社長も、あなたたちを女学校にって思って下すってるのよ
だからととが亡くなってから、ああして毎月援助を…
あなたはお金の心配しなくていいから、ハイッこの話は終わり!」
と、部屋を出る君子

ひとり、溜息をつく常子

「どうしたの?」と、鞠子が部屋にくる
常子「お金も稼げない、美子の悩みも解決できない…
これじゃあ、ととやってるとは言えないもん」
鞠子「ああ…でもまずは、目先のお米問題なんとかしよっか」と笑う
常子「ん~お米ねえ…ああ~っ!」と、大家が持ってきた運動会のチラシを見る
鞠子「どうしたの?」
君子も入ってくる
常子「これ、これ!」
鞠子「町内運動会?」
常子「二人三脚1位にはなんと…」
(三人)「米一俵!」
常子「これでお米問題解決よ」と、元気になる
首を傾げる君子と鞠子
男の人も出るから勝てるわけないし、運動も苦手だから私は出ないと宣言する鞠子
常子と君子で出ることになる
三人が思い出す、竹蔵が山田(田中幸太郎)と組んで1位になった二人三脚のシーン
飛び跳ねて喜ぶ美子
常子「私もととみたいに1位になれたら、美子喜んでくれるかな」
君子「当たり前じゃない」
常子「よ~し!」

<常子と君子は空いた時間を見つけては、みっちり練習を重ねました
時にはスカートがめくれあがっても、時には筋肉痛に耐えながら…>

(二人三脚で駆ける二人、腿を高く上げて橋を渡る常子、うさぎ跳びをする君子)

「泥棒事件多発注意」の張り紙を見ている鞠子と美子
鞠子「気をつけないとね」
美子「うん」
手を繋いで帰る二人
鞠子「ねえ、1位になったらすごいと思わない?練習見に行ってみようか?」
美子「いい!」と、断る

砂浜を二人三脚で懸命に駆ける、常子と君子
それを遠くから見ている、鞠子と美子
鞠子「ほら、行こう」
美子「ここでいい」

運動会当日、前日ひねった手首が大きく腫れる君子
常子「無理しないでくださいかか、かかと私が逆だったらかかは私を走らせない…」
うんうんと、頷く鞠子「じゃあ、残念ながら欠場って事か」
常子「どうして欠場って決めつけるの?」
鞠子を見る二人
鞠子「絶対に出ない」
常子「お米はいいの?出なきゃ絶対にもらえないんだよ」
君子「私からもお願い!鞠子!イタタタタタタタ…」と、手首をおさえる
常子「あ~かか!」
鞠子「え~もう嫌!」と苦悶の表情

<お米を懸けた小橋家の戦いは、どうやら鞠子が鍵を握っていたようです>

(つづく)

鉄郎が咳をしていたのが気になる
本人は風邪だと言っていたけど、竹蔵のこともあるから…
しかし鉄郎がここまでダメ男だとは思わなかった
砂金にカブトムシにキャラメルて、子供かよっ
泥棒事件多発ってまさか鉄郎じゃないよねw
あれはまた別のエピソードの伏線だよねたぶん

最後の件が面白かった
おおげさに痛がる君子に常子の「あ~かか!」
小芝居が笑える
鞠子の表情もいい







0 件のコメント:

コメントを投稿