2016年5月10日火曜日

とと姉ちゃん(32)滝子の援助を知った君子は…

学費は滝子(大地真央)が出してくれていた事を知るが、君子(木村多江)には
内緒にしておこうと相談する常子(高畑充希)と鞠子(相楽樹) 

<一方、君子は学費の援助が隈井からのものだと信じ毎月少しづつ返済していました> 

常子と鞠子が部屋に戻ると、君子が遅くまで内職の縫い物仕事をしている 
2人に「もう寝る準備しちゃいなさい」と、言いながらも仕事を続ける君子 
常子「かかもそろそろ手を休めた方が…」 
鞠子「そんなに働いたら体壊しちゃいますよ」 
「これくらい大丈夫よ」と、笑う君子 
そんな母を心配顔で見ている常子 

タイトル、主題歌イン

女学校の教室でこめかみを拳で挟み難しい顔をして座っている常子 
隣の席の綾(阿部純子)が声をかける「また悩み事?」 
常子「あ~まあ…」 
綾「相談乗るから私の悩みも聞いて下さらない?」 
常子「もちろん!えっ、綾さんにも悩み事なんてあるの?」と、ちょっと嬉しそう 
「うん、ちょっとね」と、親しげに笑う綾 

帰り道、並んで歩く2人
綾「お母様の気持ちを考えたらお伝えしない方がいいと思う」
常子「そうよねえ…」
綾「ただ、おばあ様は仲直りしたいと思ってらっしゃるかもしれないじゃない?
だとしたら学費の事をお伝えするのが仲直りのきっかけになるかも」
常子「ああ…あっ、ごめんなさい私の話ばかり…綾さんの相談て?」
綾「ん~…常子さんはどういう殿方がお好き?」
常子「えっ?殿方?」
綾「実は父と母から結婚を勧められているの」
常子「えっ!」
綾「今すぐって訳ではないのよ、でもなんだか男の方が気になるようになってしまって」
常子「あ~…」
綾「そもそも自分はどういう殿方が好みなのかさっぱりわからなくて…
常子さんはあの方がお好きなんでしょう?以前、噂になっていた」
常子「ああ、星野さん?いえいえ、あの方はただのお友達、会話の9割は植物の話よ」
綾「何だ」
常子「ねえねえねえねえ、それよりそのお相手の方とはもうお会いしたの?」
綾「フフフ」
常子「まだ?」
綾「まだ」

橋の上から木場を眺める2人
綾「ねえ、あれは何をなさってるの?」
常子「ああ…いい木を選んで筏にしているところなの
丸太を組んで木材を仕入れるとこ」
大きな声で職人たちに指示を出していた清(大野拓朗)が常子に気付いて手を振る
常子「アハハ…行きましょうか」と、歩き出す2人
綾「今の方…若いのに遠慮なく指図して立派だわ」
常子「そうねえ…」と、微妙に笑う常子
綾「あの方は?常子さん、お好きではなくて?」
常子「そんなふうには…義理だけど一応叔父にあたる方だし」
綾「血が繋がってないなら結婚だって可能なはずよ」
常子「あ…あ~そんな事考えた事もなかった」
綾「あなたはいいわね」
常子「ん?」
綾「身近に殿方がたくさんいらして」
常子「そんな言い方したら何だか私がはべらせてるみたいじゃない」
綾「殿方に慣れてらっしゃるから羨ましいのよ
私の周りには父くらいしか男の人はいないもの」
はてな顔の常子
綾「うん…勉強になりました、ごきげんよう」と、帰っていく
すると隈井(片岡鶴太郎)が現れるのだが、常子が少しいいですか?と誘う

飲み屋
隈井「そうですか…あん時の話聞いてたんですか…」
常子「でもどうしておばあ様は私たちの学費を?」
隈井「そりゃあ女将さんも皆さんに戻ってきてほしいからでしょう
あっしだって君子さんには戻ってきてもらいてえんだ
常子さん、遠慮なく何でも言って下さい
この隈井、女将さんと君子さんの仲を取り持つためには何だって致しやすから」
常子「ありがとうございます、でも…ここは慎重にいきたいと思います
おばあ様が援助して下さっていた事はかかにはまだ内緒にしておいて頂けますか」
隈井「承知しやした」

常子が森田屋に戻ると宗吉(ピエール瀧)と長谷川(浜野謙太)が
卵焼きを大量に作っている
まつ(秋野暢子)を説得するために味の研究をしているそうだ
まつはその昔、「森田屋の甘い卵焼き食やあ心が穏やかになる」と言われたのが
いまだに自慢らしいのだが、「俺だってこの界隈のけんかを減らすぐれえの心意気で
やってんだけどなあ」と語る宗吉に
常子「すてき…食べ物の味で人の心が動かせたらすばらしいですね」

飲み屋で君子と返済の待ち合わせをしている隈井が店主に酒を勧められる
君子が遅れてやってくると隈井はもうできあがっている
へべれけの様子に、今お金を渡して大丈夫かと心配する君子だが
隈井「信用してくださいよ、このお金はきっちり女将さんにお戻しします」と…
酔っている隈井はさらに常子との内緒だと言う事まで君子に話してしまう

部屋に戻り常子に確かめ「ずっと私に隠してたの?」と、君子
常子「違うんです、先日偶然耳にしただけなんです」
鞠子「そうなんです」
君子「鞠子も知ってたのね」と、立ち上がり部屋を出ようとする
常子「かか!あの日…青柳の家を出た日
かかとおばあ様の間には何があったんですか?
おばあ様は私たちを気遣って下さっているんです」
君子「私たちを気遣う?」
常子「そうでなければ援助して下さる理由がありません」
部屋を出ていく君子
常子「かか!」

滝子の部屋を訪ねる君子
滝子「何の用だい?」
部屋に入り滝子と対峙する君子

(つづく)

今回は常子と綾がまさかの恋愛トーク!
星野はただの友達だと語る常子
清との結婚も考えた事がないと言う
清に最初に会った時に胸が高鳴ったのはすっかり無かった事になってるのだろうか
たしかに1週間もたずに幻滅したわけだが…
もしかしたら常子的には黒歴史?
なんだか清、ちょっと可哀そう
でも綾は清を立派だと言ってたね、第一印象だけはあいかわらず無敵だw

隈井は森田屋の長谷川と同じでヘマするポジションなんだね
きっとこのヘマもいい方に転ぶのだろう
綾も君子に伝えた方が仲直りのきっかけになるって言ってたし
でも明日はまだ水曜だから君子と滝子は決裂するんだろうけど




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