2016年5月9日月曜日

とと姉ちゃん(31)常子たちの学費は滝子が…

(語り・檀ふみ)<森田屋に住まいを移し3か月。
新しい暮らしにもすっかりなじんできた常子たちでしたが…
常子が清との縁談の事を知れば家族のために自分を犠牲にしてしまう。
そう君子は考えていました。
一方、常子と鞠子は手伝いをしながら料理に興味を持ち始めていました。> 

長谷川(浜野謙太)に魚の塩焼きの指導を受ける常子(高畑充希)と鞠子(相楽樹) 

タイトル、主題歌イン 

居間で宗吉(ピエール瀧)と照代(平岩紙)にお重のお弁当のバランを提案している
君子(木村多江)、宗吉夫婦も評価して喜んでくれる 

<君子も森田屋で自分らしさを発揮し始めたようです。そして美子は…> 

表から青柳商店をのぞき込んでいる美子(根岸姫奈) 
滝子(大地真央)と隈井(片岡鶴太郎)が美子に手招きをする 
笑顔で近づく美子に滝子「そろそろ来る頃だと思ったよ、フフフ」と、クッキーを差し出す 
美子「おいしそう!」

<君子との関係もお構いなしに滝子に甘えていました、更に…>

森田屋裏
まつ(秋野暢子)「おやつ?」
友達の女の子と3人連れの美子
「はい、今日何も食べてないからおなかペコペコなんです」
(3人)「お願いします!」と、頭を下げる
「そうかいそうかい、よしよし」と、おやつを用意しに中に入るまつ
女の子1「今日は何かしら?」
女の子2「何だろう?」
美子「お煎餅がいいな、あの丸いやつ」

<東京に来て少々ずるい事も覚えたようです>

道を歩く常子と君子
常子がコスモスの香りに気付き、「もうそんな季節?」と言う君子に
「摘んできましょうか」と訊くが「ああ…でも遅いから次回にしましょう」と君子
すると滝子と道で行き会うのだが気まずく会釈するだけの君子と常子

<変化していく暮らしの中、君子と滝子の関係だけは変わらないままでした>

森田屋厨房
長谷川の指導で賄いの親子丼作りに挑戦している常子

居間で賄いを食べる森田屋の面々
常子の親子丼の評判は上々だ
美子だけはおやつを食べすぎたせいか食欲がない
まつ「あれ…そんなにあげてないでしょう」
君子「よそで何か食べたの?」
美子「いえ」と、丼をかきこむ
親子丼は鶏と卵が味でケンカしないように作るのが難しいという話から
森田屋の人たちが君子に滝子とのケンカのその後について訊ねる
「いえ、何も変わらないです…でも今のままでいいと私は思っています
母に頼らず自分の力だけで生きていけるっていうだけで…」と、答える君子
しかし君子が森田屋はいい人ばかりだし…と言ったことから
まつが「1人どうかっていうのはいるけどねえ」と、宗吉に絡みだす
言い合いになって席を立つ宗吉
看板メニューの卵焼きの味を変えたい宗吉と味を守りたいまつが対立しているようだ

2階の物干しから滝子を見ている常子と鞠子「あっちもこっちも親子げんか」
美子が、かかとおばあちゃまはすぐに仲直りできると思ってた…と声をかける
同意する常子と鞠子
鞠子「まさか、かかがこのままでいいと思ってるとは」
常子「意外だった」
美子「でも確かにかか、このところよく笑ってる」
常子「そうね」
美子「食欲もすごいし、つらい時の鼻歌も減ってきた」
常子「フフフ」
鞠子「今は見守るしかないのかも、いつかは仲直りするって信じて」
「うん」と、うなずく常子

学校帰りの常子が道で植物観察をしている星野(坂口健太郎)を見かけて
「精が出ますね」と、耳元で声をかけると大げさに驚く星野
常子「そんなに驚きました?」
新種かどうかを見極めていたところだったので…と説明する星野
常子と星野が草陰にしゃがんで話していると
後ろの通りで滝子と隈井にまつが行き会っている
またいつもの嫌味の応酬が始まり
前にまつに会った事はきれいさっぱり忘れてたと言う滝子にまつが
「それぐらい忘れっぽいオババなら常子たちの事もお忘れかしら?
最初は迷ったんですよ雇おうかどうか
でもお金もないうちもないっていうからかわいそうで
あんないい孫たち追い出すなんてひどい人もいたもんだ」
隈井「まつさん、ちょっとそれは…」
滝子「隈井…それはそれは、せいぜい仲よくしてやって下さいまし」
まつ「ええ、言われなくてもそうしてますよ、アハハハ
美子なんて孫みたいに懐いて懐いて…あっ、そろそろおやつの時間だわ
なので、ごめんくださいと」と、去っていく
隈井「女将さん…言われっ放しでいいんですか?あっしは悔しいですよ」
滝子「気にするこたぁないよ」と、笑う
隈井「常子さんたちの事も忘れる訳あるはずねえ、学費だって全部…
本当は女将さんが全部払ってるってのに」
その言葉に驚く常子

「えっ!本当なの?」と、こちらも驚いている鞠子
縁側に常子と2人並んで座っている
常子「隈井さんがはっきり、おばあ様が学費出してるって…
かかに打ち明けるべきなのかなあ」
鞠子「言わない方がいい…おばあ様の手助けなしでやってる事
うれしそうに話してたでしょ、援助を受けてたって知ったら…」
常子「嫌よね、きっと」
鞠子「おばあ様のお金だと知ったらたたき返すと思う」
常子「そしたら私たちの学費が…」
鞠子「かかの事だし内職増やすだろうね」
困り顔の常子

(つづく)

今週は滝子と君子の関係に進展がありそうだ
今回はその問題提起みたいな説明回だった印象かな

常子と鞠子の料理に関しては何か展開でもあるんだろうか?

美子はさすが末っ子だから要領がいい
クッキー食べたのに「何も食べてない…おなかペコペコ…」て嘘ついてたね
もしかしたら友達のためだったのかもしれないが…
でも、まつが滝子に話したからおやつの両取りは滝子にはバレたねw

星野が大げさに驚いたのは常子の事が気になっているからなのだろうか?

学費の件は滝子が仕組んでたんだねやっぱり
しかし滝子に頼らず自立できてると思って満足している君子には話せない…
と、ラストで困り顔の常子は「どうしたもんじゃろのお…」とは言わないんだね
流行らせる気はないようだw

コスモスの花言葉は「調和」「謙虚」「乙女の真心」とのこと

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