2016年5月23日月曜日

とと姉ちゃん(43)改良!?チューブ入り歯磨き

前回の続き、朝から途方に暮れる常子(高畑充希)たちのもとに
「大事な話がある」と、星野(坂口健太郎)が訪れる 
星野「こんなに早くにすみません、すぐお伝えした方がいいかと」
と、語り始めた話の内容は常子に貰った歯磨きの製品自体は良いのだが
紙にくるまれた状態だとどうしても多くつけ過ぎてしまうので
つける分だけ取り出せるなど容器に工夫があればより使いやすくなるのでは…
というものだった 
常子「容器にね…」 
鞠子(相楽樹)「でも容器を工夫したって搾取されるだけだし…」 
常子「あ~…」 
君子「そうよねぇ」 
星野「搾取?」 
常子「それが…」 

事情を聞いた星野「そうですか…それはひどい話だ」
「はい…」と、うなずく常子たち
星野「じゃあ容器の改良どころでは…」
鞠子「ええ、まずは借金取りをどうにかしなきゃ
二兎を追う者は一兎をも得ず…よ」
常子「ん~…」
君子「すみません星野さん、せっかく助言して下すったのに」
星野「いえ」
そのとき星野のノート(植物雑記帳)を見ていた美子(根岸姫奈)
「あっ、これきれい、かか見て、とってもきれい」
ノートを覗く一同
君子「本当にきれいなヒナゲシ…あ…確か前に見せて頂いた時は色って…」
星野「ええ、あのあと色づけしたんです、絵の具で」
常子の目が動く「ん?絵の具?」

居間
「ひでえ話だ!」と、膳を叩く宗吉(ピエール瀧)
照代(平岩紙)「借金返すまで作らされるって事でしょ?」
まつ「金返してもそのあと分かりゃしないよ
イチャモンつけて骨までしゃぶるつもりかねえ」
富江「叔父さんいつ戻ってくるの?」
長谷川(浜野謙太)「いや、きっと戻ってこねえよ」
宗吉「あの腹巻きバカ、とんずらする気だ
常子たちが馬車馬のように働かされるってのによ!」
「いえ、心配はご無用です」と、自身満々の常子
宗吉とまつ「は?」
従来品の歯磨きを手に常子「借金取りにはこの紙で包んだ歯磨きを渡します」
常子の横で小橋一家がうなずく
「500個作って完売すれば借金とほぼ同額になるので向こうも納得するでしょう
ですがそれだと私たちの利益にならない
そこでこれよりも優れた製品を開発して売り出す事を考えました」
まつ「借金取りを出し抜く訳かい」
宗吉「で、何なんだ?その優れた製品ってのは」
絵の具を見せて、このチューブに入れれば必要な分だけを取り出せると説明する
常子と鞠子
それはいい考えだと納得する森田屋の面々
常子「ただ…大量に作るにはちょっとお部屋では狭くて…
あの…どこか場所をお貸し頂けませんか?」
宗吉「う~ん…」
君子「お仕事に差し支えないようにいたしますのでお願いします」
と、頭を下げる小橋一家
宗吉「場所があったってよ、どうせお前らじゃそんなに作れねえだろ」
まつ「また反対すんのか、お前はいつだって…」
宗吉「4人じゃ足りねえって言ってんだよ!」
まつ「えっ?」
宗吉「一つ屋根の下に暮らしてんだ、知らんぷりもできねえだろ」
「えっ、それって…」と、笑顔になる常子
「素直に最初から協力するって言やぁいいものを…宗ちゃんいい子いい子」
と、まつが宗吉の頭をなでる
宗吉「触んなよ」
まつ「私も乗ったよ」「私も」「私も」「俺も」と、森田屋の面々

部屋でねり歯磨きを作る3姉妹

厨房でチューブ入り歯磨きを生産している君子と森田屋の面々

<そしてあっという間に1週間が過ぎ…>

厨房
富江「予定どおりいくかな…」
長谷川「いざとなりゃね…あっしがなんとかしてやりまさぁ」と、腕をまくる
宗吉「いや、おめえには無理な相手だ俺に任せろ」
長谷川「いいや大将が出るまでもねえですって、あっしがピシッと…」
(激しくガラス戸を叩く音)「ごめんよ!」
ビクッと硬直する一同
「あ~来たよ~」と、うろたえるまつ
常子が走って来る「皆さん、落ち着いて下さい
いつもどおりに振る舞って下さいね」
常子と鞠子が箱に入った紙入りの歯磨きを2人の男に渡すが
着流し「これで全部か?思ったより少ねえな!」
常子「1週間じゃこれが限界で…」
鞠子「何しろ手作りですから…」と、泣きの小芝居をする姉妹
「まあしかたないか」と、納得しかけた男たちだが
「いい匂いだな…」と、調理場に立ち入った着流しが
鍋に隠していたチューブ入りの歯磨きを発見してしまう
常子と鞠子を責める男たち
着流し「この野郎こんなに隠しやがって
おい!俺たちを出し抜くつもりだったのか!」
そこに「おい!」と、海老の串刺しを持った宗吉とおたまを手にした長谷川が
調理場から出てくるのだが手が震えている…
宗吉「さっき渡した分で借金の返済には…十分だろうが!」
長谷川「そうだ!そうだそうだ!」と、宗吉の影に隠れる
着流し「なめた口利いてっと一生包丁握れねえ体にすんぞオラ!
指の一本や二本切り落とすなんざ朝飯前なんだよ!
文句あったら手ぇ出せ、おい!」
串とおたまを持った手を後ろに隠して沈黙する宗吉と長谷川
常子に向き直る着流し「おい、これから毎週受け取りに来るからな」
常子「そんな…」
着流し「ガタガタぬかすんじゃねえ!
言うとおりにしねえと店ごとメチャクチャにすんぞオラ!
分かったら返事だ返事!」
怯えて動けない森田屋の面々
「それくらいにしな!」と、声がして表のガラス戸が開かれる
滝子(大地真央)を先頭に隈井(片岡鶴太郎)や清(大野拓朗)もいる
その後ろには日焼けしたマッチョを含めた青柳商店の若い衆が5、6人
滝子「これ以上派手に暴れたら私らが黙っちゃいないよ!」
着流し「何だ?てめえ」
隈井「てめえら誰にアヤつけてると思ってんだ!」
清「言っとくけど」と、マッチョの肩を叩いて振り向く「こっちは本気だぜ」
滝子「深川と喧嘩する覚悟があるってんなら受けて立つよ!」と、啖呵を切る
背広が着流しにアゴをしゃくってやれと合図するが動けない
着流し「兄貴…」と、怯えて首を振る
(長い間、成り行きを見守る一同)
背広がやっと口を開く「しかたねえ、手打ちだ」
「フッ」と笑った滝子「顔色一つ変えないのは立派だが…」
と、背広の足元を見る「足が震えてるよ」
ガタガタと足が震えている背広と固まっている着流し
滝子「とっとと帰んな!」
慌てて逃げ出す2人の男(早送りw)

「ありがとうございました、おばあ様」と、頭を下げる常子たち
滝子「何やってんだい!どうして相談しなかった?」
常子「心配かけたくなくて」
隈井「…ったくもう!水くさいじゃありませんか、家族だってのに」
常子「ごめんなさい」
チューブを手に取る清「ん?これって絵の具?」
常子「あ、自分たちで作った歯磨きです」
隈井「かぁ~やるもんだねえ」
滝子「こんなにたくさん作ったのかい、大したもんだねえ!」
と、笑った顔になにやら白いものが飛んでくる
常子「おばあ様?」
そして次々と破裂し始めるチューブ入り歯磨き
常子「あっ!えっ?えっ?」
破裂音と逃げまどう一同で現場は大混乱に…

(つづく)

宗吉と長谷川にも鉄郎がどんな人間なのかが分かってもらえたようだ
「きっと戻ってこねえ」「腹巻きバカ」って言われてたw

宗吉と長谷川は怖い人たちにも果敢に立ち向かったけど
指落とすって言われたらそりゃびびるよね
板前できなくなるし…

次週予告で観てたとおり滝子がやっぱり助けてくれた
清はマッチョがついてるからやたら強気だったね
着流しはきっとあのマッチョにびびったんだろうw

背広はやっと喋ったと思ったら大した事なかった
滝子の方が上手だったようだ

チューブが破裂したのはなぜだろう?
鍋に入っていたから間違えて温めてしまっただけとかならいいのだが
(それでも1週間の苦労が水の泡だが…)
製品自体に欠陥があるとしたら大問題だ
今週は常子が職業婦人になるという事でお勤めでもするのだろうから
歯磨きビジネスは何らかの理由で頓挫するんだろうなあ…

ヒナゲシの花言葉は「恋の予感」「いたわり」「思いやり」
「陽気で優しい」等とのこと


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